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インプラント治療で得た人工の歯はメンテナンスさえきちんとすれば長くもつと言われています。正しいメンテナンスと寿命について解説します。
インプラント治療によって何でも食べられるようになって健康と楽しい生活を取り戻すことが出来たと言う声はよく聞かれますが、ではインプラントは100%が成功しているかというとそうではありません。多くの医療機関がインプラントを実施するようになり中には治療の質の低いところもあるのが現実です。失敗のうちで数が多いのはインプラントした人工歯根が骨に定着しない例です。これらの多くはインプラントに耐えられるだけの顎の骨の強度がないにもかかわらず手術をしてしまったものです。手術の際の細菌感染の場合もあります。充分な検査を行い問題があれば事前の治療を時間をかけてしっかりと行っていれば起こり難いことです。次にインプラントした周りの歯茎が腫れるという例です。これは充分に人工歯根が骨に癒着した状態にならないうちに歯を取り付けてしまったことが原因であることが多いようです。そのほかにもインプラントした人工歯根のねじの部分が歯茎から露出してしまったり、被せた歯冠が何度も取れてしまう、ものがうまく噛めないなどの失敗例があります。これらはいずれも治療を行う医療機関や歯科医側に原因があります。充分な検査と必要な事前の治療や指導がいいかげんだと起こり得ます。失敗を避けるためには事前のレントゲンや歯科CTを含めた検査をきちんとおこない治療計画をたててくれる信頼できる医療機関を選びましょう。
インプラントの失敗は医療機関の質が低いところで治療を受けたために発生することが多いのですが、患者側が医師の指導に従わないために起こることもあります。日帰りとはいえ手術をして人工物を骨の中に埋め込むのですから、治療期間中には注意されたことはきちんと守って生活しなければなりません。インプラントの失敗につながるいちばんの原因は喫煙です。喫煙者はまず禁煙を最低でも2ヶ月、できれば3ヶ月以上することから治療が始まります。ある調査では喫煙者の場合非喫煙者よりもインプラントの失敗率が2倍という結果が出ました。喫煙により血流が阻害されることは傷の治癒を遅らせインプラントした人口歯根の定着も遅らせます。人工歯根が定着できなければ土台を載せて歯冠をかぶせることはできません。またできたとしても後に歯茎が腫れてきたり、最悪の場合にはせっかくインプラントした人工歯根が抜けてしまうことさえあります。喫煙者はこのことをよく知っておくべきです。またできればインプラント治療が成功した後も禁煙をすることがベストだと多くの歯科医は指導しています。せっかく高額な治療費と時間をかけて手に入れた健康を長続きさせるためにも、さらに残っている歯の健康のためにも、また身体全体の健康を保ち元気で長生きするためにも禁煙をお奨めします。